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店舗の内装設計やデザイン費用を安く抑える裏技

施工を依頼する側にとって費用は少しでも抑えたいものです。しかし、内装設計やデザイン・施工は専門知識が必要なこともあってか、提案される金額をそのまま承諾することが多いのではないでしょうか。

そこで、専門知識がない方でもできるだけ費用を安く抑える裏技をご紹介します。

あらかじめできること

具体的な店舗イメージを固める

事業内容、顧客のターゲット層、理想イメージをデザイン会社に伝えることが大切です。

融資面談や不動産契約時にお話した内容よりもさらに具体的な内容であることがポイントで、想定している従業員の人数も伝えるとベターです。

最初の打ち合わせ時に完成イメージをまとめておけば、その分、デザイン会社の工数を減らすことができます。

デザイン会社もより理想に近いデザインを考えることができ、打ち合わせの回数自体を減らすことにもつながります。

依頼した先に任せっぱなしにしない

場合によっては内装設計会社ではなく、リフォーム会社に依頼するとよいこともあります。

一部のみリフォームすることで店舗の雰囲気を大きく変えることができる場合もあるからです。リフォーム会社は、元の建物を生かすことにも長けています。一からデザインする内装会社とはまた別の視点でデザインを提案してくれるかもしれません。

また、店舗となる場所の図面を用意しておくとよいでしょう。

図面があれば実際にデザイナーが計測する必要もなく、その分工数が削減できます。

物件のオーナーや商業施設の管理会社が図面を所持していることが多いので、簡単に図面を入手することができます。

デザイン会社や施工会社を選ぶポイント

設計から施工を一貫して行う会社を見つける

設計費だけでみると、「デザインのみ」を依頼した場合と「設計から施工」を依頼した場合とでは必要な金額が大幅に変わります。

デザインのみを行う会社であれば、1坪あたりで費用を算出し建物の状態や店舗面積で1坪当たりの単価が大幅に変動します。

一方で、一連の流れを請けもつ会社であれば、施工費の総額の10%~15%が相場となっています(ICUマニュアルより)。

そのため、デザインのみを行う会社よりも後者の方が安く済む傾向にあります。

施工において、下請け会社が少ない会社を選ぶ

施工会社のなかには、「ガス・水道」には対応できるが「電気」には対応していない、という会社もあります。

その場合、下請会社を必要とするため中間マージンが生じ、下請会社を雇う費用・下請会社と元請会社との打ち合わせの時間など「余計な費用と時間」が必要となってしまいます。

つまり、できるだけ自社内ですべてを対応できる会社に依頼したほうが中間マージンの発生を抑えることに繋がるのです。

また、設計したデザイナーと施工する業者が外部の会社であった場合、設計内容がそのまま反映されない可能性も少なくありません。

自社内であれば修正する費用・時間も極力抑えることができると言えます。